道具とながく付き合うーケトル【GRANDMA’S  Copper Kettle】

 

前回の記事より勝手にスタートさせました『道具とながく付き合う』シリーズ

薪ストーブやキャンプユーザーの皆様が使う『道具』を

よりながくお使いいただくために行っているサポートのご紹介

 

早くも第2弾です

 

今回は『グランマーコッパーケトル』のリペア補修

 

今や薪ストーブユーザーのみならず、キャンプで焚き火をする方にも大人気で

ご存知の方も多いであろう銅製のケトルをリペア致しました

 

 

グランマーコッパーケトルは1枚の銅板から

職人の手によって製品の形まで仕上げられます

 

『ヘラ絞り』とよばれる難易度の高い金属加工の製法を用いており

熟練者の手によって仕上げられたケトルはとても美しいものです

 

 

 

銅製品の良い点の一つに色合いの変化があります

 

使い始める前はピカピカの銅の輝きを放ち

熱が入ると落ち着いた深みある色合いへと変わり

直火で使えば煤が付き一層深く渋い味わいがでてきます

 

中に入る水の容量も、

魅力もたっぷりのケトルです

 

 

 

リペア修理を行う前が上の写真のような状態

 

上蓋が取れてしまったのと

外部、内部の空焚きをした際の焼きが入った跡や

注ぎ口付近に緑青が付着しておりました

 

緑青は体に影響を及ぼすことはないですが

気になる方は市販の銅製品専用磨き剤等で落とすこともできます

 

 

そしてリペア修理を行って帰ってきた姿が、、

 

こちら

 

 

表面は新品のようにピカピカに磨かれ

取れてしまった上蓋も元通り

 

標準のリペアパックの内容は

【表面研磨+内側スズメッキ再塗装】

 

取り扱いメーカーのファイヤーサイドのホームページより詳細をご確認頂けます

 

 

空焚きにより内側のスズメッキも剥がれていましたが

綺麗に再塗装され、表面の目立つ汚れや緑青も綺麗に磨かれてます

 

 

 

リペア後の内部写真になります

 

修理へ出す前の内部写真を撮り忘れてしまったため

違いが見比べられずわかりにくいかと思いますが

相当綺麗にスズメッキ再塗装がされてます

 

修理してかえってくると

より大切に使おうという気持ちになります

 

これも道具を大切にながく付き合うとわかる魅力の一つ

 

現代社会において、気軽に様々なモノが売買されるようになり

便利ではありますが、長く使うことでわかる道具の良さも沢山あると私は感じます

 

 

Y.Arikawa