![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s935f190c3ed7a1db/image/ib1ccef9f6f55668f/version/1616230255/image.jpg)
前回の記事より勝手にスタートさせました『道具とながく付き合う』シリーズ
薪ストーブやキャンプユーザーの皆様が使う『道具』を
よりながくお使いいただくために行っているサポートのご紹介
早くも第2弾です
今回は『グランマーコッパーケトル』のリペア補修
今や薪ストーブユーザーのみならず、キャンプで焚き火をする方にも大人気で
ご存知の方も多いであろう銅製のケトルをリペア致しました
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=449x10000:format=jpg/path/s935f190c3ed7a1db/image/i69968ca4e319f066/version/1616230681/image.jpg)
グランマーコッパーケトルは1枚の銅板から
職人の手によって製品の形まで仕上げられます
『ヘラ絞り』とよばれる難易度の高い金属加工の製法を用いており
熟練者の手によって仕上げられたケトルはとても美しいものです
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=421x10000:format=jpg/path/s935f190c3ed7a1db/image/ie1ccde69565d6465/version/1616231105/image.jpg)
銅製品の良い点の一つに色合いの変化があります
使い始める前はピカピカの銅の輝きを放ち
熱が入ると落ち着いた深みある色合いへと変わり
直火で使えば煤が付き一層深く渋い味わいがでてきます
中に入る水の容量も、
魅力もたっぷりのケトルです
リペア修理を行う前が上の写真のような状態
上蓋が取れてしまったのと
外部、内部の空焚きをした際の焼きが入った跡や
注ぎ口付近に緑青が付着しておりました
緑青は体に影響を及ぼすことはないですが
気になる方は市販の銅製品専用磨き剤等で落とすこともできます
そしてリペア修理を行って帰ってきた姿が、、
こちら
表面は新品のようにピカピカに磨かれ
取れてしまった上蓋も元通り
標準のリペアパックの内容は
【表面研磨+内側スズメッキ再塗装】
取り扱いメーカーのファイヤーサイドのホームページより詳細をご確認頂けます
空焚きにより内側のスズメッキも剥がれていましたが
綺麗に再塗装され、表面の目立つ汚れや緑青も綺麗に磨かれてます
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=288x10000:format=jpg/path/s935f190c3ed7a1db/image/i72fdbe2179ff8ae5/version/1616310960/image.jpg)
リペア後の内部写真になります
修理へ出す前の内部写真を撮り忘れてしまったため
違いが見比べられずわかりにくいかと思いますが
相当綺麗にスズメッキ再塗装がされてます
修理してかえってくると
より大切に使おうという気持ちになります
これも道具を大切にながく付き合うとわかる魅力の一つ
現代社会において、気軽に様々なモノが売買されるようになり
便利ではありますが、長く使うことでわかる道具の良さも沢山あると私は感じます
Y.Arikawa