錆と焔を味わう 『Tipi』 錆び付け編

 

数か月前から店舗の前に怪しいオブジェみたいのが、、

 

 

最近、来店頂いた人の中には、何に使うのか気になった方も多いはず

SNSで見かけたり感の良い方はお分かりかと思いますが

こちらは『Tipi』と呼ばれるファイヤープレイス、つまり焚き火台

 

 


焚き火台といえば通常左側のようなスクエア型

もしくは右側の写真のようなボウル型をイメージするかたが多いはず

 

『Tipi』が一般的な焚き火台と大きく違う二点を紹介します

 

一点目は【錆びさせて使用する】

 

通常、金属における錆は材質を腐食させたりする可能性があるため

錆止めや錆び落としを使い発生しないようにします

 

Tipiの場合は緻密な保護性錆びを作り出す特殊合金コールテン鋼が使われているため

表面に付着した錆が材質の劣化を防ぐ膜となってくれるのです

 

 

茶褐色の部分が錆がついている部分になり

外に設置してから2か月程度でこのくらいまで成長しました

 

錆がしっかりと育って膜を張って初めて火を入れます

 

しっかりと錆の膜ができるまでは火を入れるのを我慢します

 

ここまでくればあと少しで火入れができそうで楽しみ

 

二点目は【三角錐の形状】

 

煙突効果により煙が広がらずに上に抜けるので

風の向きによって席を移動したりする心配がないのです

 

さらに焔がきれいに上に引っ張られるので

立ち上がる迫力ある焔は見ごたえあります

 

近いうちに火入れした様子もアップできると思いますのでお楽しみに

 

Y.Arikawa