春夏冬、二升五合。

 

先日の土曜日はお休みを頂いて桐生市内・みどり市内の散策に出かけました。

桐生の本町通りでは骨董市や買場紗市、有鄰館でハンドワーク展と、たくさんの人が賑わっており色々なものに触れ合うことが出来ました。

散策の途中、立ち寄った建物では明治以前の雛飾りを見学させていただきました。

7段もある絢爛豪華もので一つ一つの細工がなんとも緻密です。

箪笥や鏡台など、サイズこそミニチュアですがちゃんと開閉出来て問題なく使える精巧さです。

 

話を聞くまで気づかなかったのですが、お内裏様とお雛様の位置、昔と今では左右入れ替わっています。

私たちから見て右側が位(くらい)が高いとされ、明治以前は右側にお内裏様と左大臣(お内裏様視点では左だから左大臣)が飾られていたそう。

明治以降は国際的な礼節に倣って左右が反転し、右側にお雛様、左側にお内裏様が飾られていると。

奥様の方が位は高いのです。円満の秘訣はずっと以前から示されていたのでした。(たぶん違います)

 

余談ですが、右大臣より左大臣の方が位が高いことを印象付けるため、左大臣は老齢な容姿(白髪・あごひげ)なのだとか。

 

 

みどり市散策では醤油蔵を尋ねました。

その際に店内で見かけた文字列、【春夏冬、二升五合】。

今回のタイトルにもしましたが、なんと読むでしょう?

はる、なつ、ふゆ…あきが無いですね

 

早々に答えを言ってしまうと、【商い、益々繁盛】といった意味になります。

【春夏冬…あきない】【二升…升(ます)升、五合=半升(はんしょう)】

 

小鳥遊(たかなし)然り、この様な言葉遊びはアハ体験みたいで好きです。

 

 

 

 

店内の植物たちも芽吹き始めています。

春の訪れを感じますね。

 

【一斗二升五合】を願って、頑張っていきましょう。

 

                                                    y.nakano