ここ最近、群馬では気温だけでなく湿度の高い日も続いています。
人にとっても蒸し暑く過ごしにくい季節ですが、実は薪にとっても、梅雨から夏にかけては保管方法に気をつけたい時期。
「冬まで使わないから、そのまま置いておけば大丈夫」
そう思っている方も多いかもしれません。しかし、薪は保管する場所や積み方によって乾燥の進み方が大きく変わります。
冬になってから慌てないためにも、今回は夏の薪を上手に保管するポイントをご紹介します。
夏の薪は湿気に注意
薪は、割ったあとも内部に水分を含んでいます。
薪ストーブで快適に燃やすためには、この水分を時間をかけて抜き、しっかり乾燥させることが大切。
ところが、梅雨から夏にかけては雨が多く、空気中の湿度も高くなります。
風通しの悪い場所に薪を置いていると、乾燥が進みにくくなるだけでなく、表面にカビが発生したり、薪が傷んだりする原因にもなります。
また、十分に乾燥していない薪をストーブで燃やすと、
- 火がつきにくい
- 煙が多く出る
- 燃焼温度が上がりにくい
- ストーブや煙突に煤やタールが付着しやすい
といったことにつながります。
薪ストーブ本来の暖かさを十分に引き出すためにも、薪の乾燥状態はとても重要です。
夏の薪を上手に保管する5つのポイント
1.薪を地面へ直接置かない
薪を地面へ直接積むと、土からの湿気を吸いやすくなります。
特に一番下の薪は乾きにくく、腐食やカビが発生する原因になることもあります。
薪棚やパレット、ブロックなどを使い、地面との間に空間を作りましょう。
地面から少し浮かせるだけでも、湿気の影響を受けにくくなります。
2.風通しのよい場所を選ぶ
薪の乾燥で大切なのは、日当たりだけでなく「風通し」です。
一日中日が当たる場所でも、周囲を壁やシートで囲ってしまうと湿気がこもり、乾燥が進みにくくなります。
薪棚を設置するときは、風が抜けやすい場所を選びましょう。
建物の壁際へ置く場合も、薪と壁の間を少し空けておくのがおすすめです。
3.雨は防ぎ、側面は塞がない
薪を雨から守るためには、薪棚の屋根やカバーが必要です。
ただし、ブルーシートなどで薪全体を隙間なく覆ってしまうと、内部に湿気がこもってしまいます。
基本は「上からの雨を防ぎ、側面は風が抜けるようにする」こと。
シートを使う場合も、薪全体を密閉せず、側面を開けて風の通り道をつくりましょう。
4.薪は詰め込みすぎない
薪を隙間なく詰め込むと、薪同士の間に風が通りにくくなります。
できるだけ切り口の向きをそろえ、崩れないように積みながら、適度に空気が通る状態をつくります。
薪の量が多い場合は、ひとつの大きな山にするよりも、風が抜けるように列を分けて積む方法もおすすめです。
5.ときどき薪の状態を確認する
薪は積んだら終わりではなく、夏の間にもときどき状態を確認してみましょう。
薪棚の下に水が溜まっていないか、シートの内側に湿気がこもっていないか、薪が崩れそうになっていないかなどを確認します。
表面にカビが見られる場合は、保管場所の風通しが悪くなっている可能性があります。
薪の並べ方やカバーの掛け方を見直してみてください。
薪に虫がついていても大丈夫?
屋外で保管している薪には、虫がつくことがあります。
薪は自然の木を乾燥させたものなので、ある程度は避けることができません。
そのため、薪を室内へ大量に持ち込んだまま長期間保管するのではなく、使用する分だけを必要に応じて取り込むのがおすすめです。
また、薪棚を家の外壁へ密着させず、少し離して設置することで、風通しの確保にもつながります。
冬に使う薪は、夏のうちから準備を
気温の高い夏は、薪ストーブのことを忘れてしまいがちな季節です。
しかし、安心して冬を迎えるためには、ストーブを使わない今の時期に薪の状態を確認しておくことが大切です。
「薪の量は足りそうか」
「きちんと乾燥しているか」
「雨や湿気の影響を受けていないか」
今のうちに確認しておけば、ストーブシーズン直前になって慌てずに済みます。
薪の保管環境を整えることは、薪ストーブを安全に、そして暖かく楽しむための大切な準備のひとつです。
薪の販売・薪棚の施工も承っています
アリュメール群馬では、薪ストーブ用の乾燥薪をはじめ、未乾燥薪・玉切り・原木の販売を行っています。
まとまった量の配送についても承っておりますので、来シーズンに向けた薪の準備でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
また、お庭の広さやご自宅の外観、風向きなどに合わせた薪棚の施工も行っています。
「薪をどこに置けばよいか分からない」
「今の保管方法で乾燥するのか不安」
「家の雰囲気に合う薪棚をつくりたい」
そんなお悩みも、アリュメール群馬 桐生店・前橋店までお気軽にお問い合わせください。
冬の暖かさは、夏の薪の準備から。
今のうちに、薪棚と薪の状態を一度確認してみてくださいね。
それでは、また。
Yukiko
